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(台北 6日 中央社)財政部は5日、昨年の公益宝くじの収益金額が1322億台湾元(約5053億円)に上り、過去最高を記録したと発表した。宝くじは1999年の発行開始から今年1月末までで、約3270億元(約1兆2495億円)の利益を上げている。
財政部によると、累計利益のうち約1466億元(約5601億円)が国民年金の補助に、164億元あまり(約626億円)が国民健康保険の準備に充てられている。残る1640億元(約6260億円)が地方政府に分配され、社会福祉予算として使われているという。
数年ごとに公募で選定される宝くじの発行機構は、入札時に提示した払い戻し金を毎年納入する取り決めになっており、今期は1年ごとに27億元(約103億円)が支払われている。現在までの納入金額は約173億元(約660億円)に上り、社会的弱者の就業支援や社会福祉の推進などに活用されている。
また、宝くじの発行は社会的弱者の就業機会増加が目的の一つとなっており、財政部は、働く能力のある心身障害者や先住民、ひとり親家庭を優先として販売者を選んでいるとしている。
(韋枢/編集:名切千絵)