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とにかくすごいカメラらしい。
ヨーロピアン・スペース・エージェンシー(略称:ESA)がおもしろい発表をしました。植生の観測などがミッションの衛星「Proba-V」に搭載されたカメラが、近い将来、全く違う物を写すようになるというのです。何を写すのかというと、なんと人間の皮膚細胞。衛星内で使用されているはずのこのカメラ、数年後には未来の医療の核となり、医者たちが病気発見のために皮膚をスキャンする際にこのカメラを使うようになるのだとか。いったいどんなカメラなの?
Prova-Vは小型衛星ながら、最新技術の赤外線センサーが搭載されたハイスピードカメラを載せていて、軌道上から地球上の植生の成長や変化を観測しています。ESAによると、このカメラ独自の広い視野によって、植物たちの鮮明な姿を2日おきに撮影することができているのだそう。
地表の数千マイル上空から、人の目ではどう頑張ったって同じにしか見えない、密集した木々の微細な色の違いを見分けることができるというのだから驚き。この精度の高いカメラがあるからこそ、科学者たちが地球の生態系の健全性を精密に観測することができているのです。
そしてどうやら、Proba-Vは人の目では認識することができない短波放射を捉えることができるのだそうな。その能力を実用化できれば、人の健康状態を確認するツールとして理想的なものになるのです。
研究者が言うには、Proba-Vのカメラを医療用スキャナーに適用し、地球上で医者がこのカメラを使うようになれば、従来のスキャナーよりもはるかに深い層の細胞組織を見ることができるようになるのだとか。そして皮膚の兆候から、例えば癌などの病気をより早く発見することができるようになる可能性だって出てくるんです。
近い将来、地球表面を観測するというミッションに加え、このカメラが我々の身体表面まで観測することになったりするのかもしれませんね。
Top image by European Space Agency, middle image via Jo Andre Johansen
source: European Space Agency
Maddie Stone – Gizmodo US[原文]
(SHIORI)
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