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文部科学省は、理工系人材の戦略的育成の取組を開始すると発表した。2020年度末までに集中して進めるべき方向性と重点項目を公表。初等中等教育段階から取組を講じ、特に高等教育段階の教育研究機能の活用を重視する。
超高齢化社会に直面している日本では、労働力人口減少の中で、新しいアイディアと高い技術力を使い、実用へと導くことのできる付加価値の高い理工系人材は欠くことのできない存在であるとし、理工系人材の質的充実・量的確保に向け、戦略的に人材育成に取り組む必要があると発表した。
理工系人材に求められる能力は、段階的・発展的に育成する必要があるとし、初等中等教育段階から取組を講じ、特に高等教育段階の教育研究機能の活用を重視するため、3つの方向性と10の重点項目に整理された。
理工系人材を多く確保するため、小学校段階から、子どもの創造性・探究心・主体性・チャレンジ精神を育む学習の実施や、女性の理工系分野への推進、社会人の学び直しを促進するなどの取組。高度な能力を持った理工系人材の育成のため、高等教育段階での理工系のプロフェッショナルな人材の育成を行うためのプログラムや組織の整備・再編などが掲げられている。
2015年3月以降、文部科学省と経済産業省が共同で、経済団体・大学など、その他関係省庁の参画を得て、「理工系人材育成-産学官円卓会議」(仮称)を設置し、産学官協働の理工系人材の育成と、人材需要・雇用のマッチングを促進する。
「理工系人材育成戦略」の詳細は、文部科学省のホームページで見ることができる。