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社会人になり5年以上経つと、後輩も増え、業界によっては“ベテラン社員”の仲間入りをする人も増えるだろう。後輩に指導することも増え、責任のある仕事を任されるようになってきても、なかなか評価につながらない……そんな悩みがある方はいないだろうか?
ベテラン社員になると、仕事に慣れすぎてしまい、いつの間にか何も生み出さない社員になってしまう危険性がある。入社したばかりの新人の方が、新しいアイデアや提案をするケースもあり、ますます評価されづらくなってしまうのだ。
今回は、企業で研修・教育を担当してきた筆者が、評価されないベテラン社員がやりがちな行動についてご紹介しよう。当てはまるところがないか、振り返ってみてほしい。
■1:作業を仕事だと思っている
毎日、決まったことを、決まったタイミングで行う“作業”。ある程度マニュアル化されれば誰でもできるものもあれば、そもそもシステム化してコストダウンを図った方がいいものもあるだろう。しかし、評価されないベテラン社員は、長年その作業をコツコツこなし、それ自体が“仕事”だと思い込んでいる。
日々の出来事やデータから、組織の目標を達成するために、自分の頭で考えて行動し、成果を出していくことが仕事である。1年前と全く同じ仕事を続けていると感じる人は、仕事=作業になっていないか、確認してみてほしい。
■2:主観で仕事を進めてしまう
何か物事を決定する時や、トラブルがあった時の対応は、過去のデータなど、客観的な情報をもとに判断すべきである。「前からこうだったから、今回もこういうパターンでいいか」などと、自分の経験だけで判断してしまうと、本当にそれでよかったのか、次はどうするべきなのか、正確に見極めることができなくなる。
これまでの経験も活かしながら、今回はどうすればいいのか、情報を収集したうえで判断する能力がベテラン社員には求められるのだ。
■3:ルールやマニュアルを変えることを嫌う
失敗を防ぐには、正確なマニュアルやルールは必要だ。しかし、ベテラン社員だからこそ、本当にその手順でいいのかを、常に問い続け、改善する能力が求められる。
新入社員が疑問に思うことをどんどんあげてもらい、より組織の目標を達成するために変化していくことを心がけるようにしよう。
以上、評価されないベテラン社員がやりがちな行動についてご紹介したが、いかがだろうか?
新入社員は、会社のルールや文化などを知らないため、実はベテラン社員では気づけないような“気づき”を与えてくれることがある。「私にはこれまでの経験があるから」と反発せず、素直に聞き入れ、いいと思ったものは取り入れていける柔軟な姿勢が、ベテラン社員には求められるのではないだろうか。