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東海道新幹線の最高速度が23年ぶりに向上し、北陸新幹線は金沢まで延伸開業。2015年3月14日は日本の高速鉄道「新幹線」にとって「画期的な日」だと、JR東海の新幹線鉄道事業本部長は話します。
23年前の3月14日にも
2015年3月14日(土)、東海道新幹線の最高速度が270km/hから285km/hへアップしたことを記念し東京駅と名古屋駅、新大阪駅で出発式が行われました。
東京駅では、8時10分発の博多行き「のぞみ15号」で出発式が実施され、JR東海 新幹線鉄道事業本部長の巣山芳樹さんが、北陸新幹線も金沢まで延伸開業したこの3月14日を「新幹線にとって画期的な日」と挨拶。テープカットが行われたのち「プァーーン」と汽笛一声東京駅を、「のぞみ」は定刻に出発しました。
東海道新幹線のスピードアップは1992(平成4)年、300系の登場と「のぞみ」運転開始で220km/hから270km/hになって以来、23年ぶりのことです。これにより早朝・深夜の「のぞみ」8本と日中時間帯の「のぞみ」29本の計37本で、東京~新大阪間の所要時間を3分短縮。最短2時間22分で結ばれます(日中は2時間30分)。
このスピードアップにはそうした所要時間の短縮ほか、巣山本部長によると最高速度が上がったことで「列車が遅れた場合に、遅れをより早く回復する効果も期待できます」とのこと。2014年度の東海道新幹線における1列車あたりの遅れ時分は、災害を含めて0.6分といいます。台風や降雪を含めて、その数字です。今回のスピードアップによって、その数字がさらに小さくなるかもしれません。
ちなみに東海道新幹線が前回、300系「のぞみ」の登場に伴いスピードアップを行ったのは、今日からちょうど23年前の1992年3月14日。やはり「3月14日」は「画期的な日」でした。
世界のフロントランナー「新幹線」
東海道新幹線のスピードアップにあたり「最も苦労したことは?」という記者の質問に対し、巣山本部長は「速度を上げるにあたって一番大切なのは安全性、いかに早く列車を止めるかということ」と答え、愛知県にあるJR東海の小牧研究施設や試験車両で新型ブレーキの開発に注力したことを挙げました。
東海道新幹線で285km/h運転を行うN700A車両(N700系からの改良車も含む)は、新たに開発された「中央締結ブレーキディスク」を搭載。285km/h走行時でも、従来の最高速度である270km/h走行時と同等の距離で停止できる性能を実現しています。…