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「今よりもう少しでいいから、お給料を上げたい」と思っている働き女子は少なくないだろう。
アベノミクス効果で、じわじわと給与が上がっている人もいるというが、実際のところ、働く女性にとって、どのくらいの恩恵が出ているのだろうか?
そんな中、ディップ株式会社が実施した調査によって、働く女性の最新の給料事情が明らかになった。今回は同調査を参考に、数年前と比較した働き女子の給料事情と、実践したい給与アップの秘訣についてご紹介していこう。
■2年前より満足度はアップ!
「現在のお給料に満足していますか?」との質問では、「満足している」「まあまあ満足している」が43%、「あまり満足していない」「満足していない」が57%と、今のお給料に満足していない方が多いという結果となった。
しかし、2013年11月に行なった同様のアンケート結果と比較すると、「満足している」「まあまあ満足している」が5%増えており、満足度は高まっている傾向があるそうだ。
少しずつとはいえ、働き女子のお給料事情も改善されてきていると見ていいのではないだろうか。
■約3割の働き女子がお給料アップ!
そして、「現在就業中の会社でお給料がアップしたことがありますか?」と質問したところ、「変わっていない」が、64%と最も多いものの、「アップした」という回答が28%となり、2013年11月調査分の18%と比較すると、10%アップしているのだそう。
「ダウンした」という回答も2年前から3%減少しており、働き女子のお給料も景気回復の好影響が出始めているようだ。
■景気回復に頼るだけでなく、スキルアップや積極性が給与アップの秘訣
「お給料アップのために、取り組んだことや、働きかけたことはありますか?」と質問したところ、77%の人が「積極的に仕事に取り組むようにした」や「今の職場でスキルアップをして仕事の幅を広げた」など、自ら進んでなんらかの取り組みをしていることも、判明した。
“景気回復”という外的要因に頼るだけでなく、自分から日々の仕事の進め方を意識した結果として、給与アップを勝ち取っている女性も多いようだ。
これは正社員に限った話ではない。「職場内で正社員が受けている試験を同じように受けさせてもらえるようにお願いし、パートでも受けられるようにしました。張り合うのではなく、あくまで同じ仕事をしていくうえで、同じ知識レベルを保ちたいとの気持ちを素直に話しました」という声もあり、仕事に対して真剣に取り組む姿勢が、会社に評価されている女性もいることがわかる。…