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「賃貸よりもお得だから」「早くマイホームが欲しいから」と、子どもが生まれる前に家やマンションを購入する人も少なくないはず。だが、何千万もする高額なものを買うのはかなりの決断。マイホームを選ぶとき、みんなどういった点に注意して購入しているのだろうか?
そこで今回は、不動産情報サービスのアットホームが行った「“子供ができる前に住まいを購入した夫婦”に聞く“住宅購入の実態”調査」をもとに、みんなのマイホーム事情をまとめてみた。
■“3LDKで新築マンション”が定番!?
マイホームを選ぶ際には、さまざまなポイントがある。ただ、将来的に子どもを考えている夫婦の多くは、この先生まれてくる子どものことを重視して住宅を選んでいるようだ。
上述の実態調査は、子どもが生まれる前にマイホームを購入した夫婦353名を対象に行われているが、「現在の自宅は、子どもにとって住環境も考えて購入したか?」との問いに、49.0%が「はい」と答え、「住宅購入の際、将来、子どもの教育費を想定していたか?」との問いにも、49.0%が「はい」と答えている。
購入を決意する段階では半数近くの夫婦が、将来生まれてくる子どもを想定してマイホームを購入しているのだ。
「実際に購入した住宅の間取りを教えてください」との質問には、54.7%が「3LDK」と答えており、「2LDK」(16.7%)「4LDK」(15.6%)など他の間取りを圧倒している。皆が集まるリビング、夫婦の寝室、さらに子ども部屋を想定しての3LDKなのだろうか?
住宅のタイプについては、新築マンションが41.6%と一番多く、新築一戸建てが35.4%と続いた。やはり新築の人気は高い。また、全体の平均購入価格は4,539万円、平均延床面積は85.8平方メートル、駅からの平均徒歩分数は9.9分になったそうだ。
■子どものために重視するポイントは?
では子どものために、具体的に何を重視して住宅を購入しているのだろうか? 「将来生まれてくる子どもを考えて重視したポイントは?(複数回答可)」との問いには、
1位・・・日当たり・風通しがいい(61.8%)
2位・・・収納が多い(31.8%)
3位・・・キッチンからリビングの様子が見渡せる(31.2%)
4位・・・セキュリティーがしっかりしている(29.5%)
5位・・・子ども部屋がある(27.7%)
といった回答が並んだ。
「将来生まれてくる子どもを考え、重視した周辺の環境は?(複数回答可)」との問いには、
1位・・・スーパーなど買い物施設が近い(56.1%)
2位・・・治安がいい(50.9%)
3位・・・公園が近い(45.1%)
4位・・・病院が近い(35.8%)
5位・・・保育所など育児施設が充実している(31.2%)
という回答が並んでいる。…