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米Lytroの日本国内代理店を務める加賀ハイテックは、3月12日にライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM(ライトロ イルム)」の撮影・編集を体感できる「LYTRO Studio」を東京都にオープンした。それにともない、Lytro バイスプレジデント ジェフ・ハンセン氏と加賀ハイテック 代表取締役会長 下山和一郎氏、加賀ハイテック 代表取締役社長 関祥治氏によるテープカットも行われた。
テープカット前にハンセン氏は「東京にLYTRO Studioをオープンできたことをうれしく思う。LYTRO StudioはLYTRO ILLUMで何ができるのか、またLYTRO ILLUMで撮影した写真でどんなことをできるのかを体験できる場所になっている」と説明した。
○世界初のLYTRO Studio
LYTRO Studioは、撮影後にピントを変えられるデジタルカメラ「LYTRO ILLUM」の撮影・編集を楽しめる世界初のスタジオとして、東京都・渋谷区の神宮前にオープン。LYTRO ILLUMで実際に撮影できたり、パソコンで画像を編集できたり、写真家の作品を鑑賞できたり、とまさにLYTRO ILLUMを”体感”できるスポットとなっている。
土・日は一般公開日、水・木・金は予約制営業日となっており、営業時間は11時から20時まで(月・火・祝日は定休日)。ただし、2015年3月13日から15日の期間中は特別一般公開日とされている。今後は渋谷区フォトツアーや有名モデルのポートレート撮影会、セミナーなどのイベントも行う予定だ。
○LYTRO ILLUMで遊んでみた
2月12日から15日まで開催されたカメラ展示会「CP+2015」では、加賀ハイテックもLYTROブースを出展していた。LYTRO ILLUMの製品自体は2014年12月に発売されているものの、CP+2015以降の売れ行きはさらに好調だという(担当者)。筆者もCP+2015のLYTROブースを訪れたのだが、かなり盛況でひっきりなしに訪問者がやってくる、という状態であった。
「百聞は一見にしかず」という言葉どおりで、LYTRO ILLUMは特に見て触って、という体験をしてみないと、その面白さはなかなかわからない。だからこそ、CP+2015のブースもあれだけにぎわっていたのだろう。技術的な説明は難しく感じられるが、撮影と編集作業は一度説明を聞くと案外すんなりと頭に入ってくるもので、「ほうほう、こんなこともできるのか」と楽しんで作業に没頭できる。今回の撮影スタジオは、”触ってみないとわからない”LYTRO ILLUMという製品にぴったりの試みといえるだろう。