札幌市中央区の「札幌かに本家」駅前本店のビルで、外壁に取り付けられた看板の一部が歩道に落下した事故で、看板を建物と固定する4本のボルトがいずれも腐食していたことが16日、中央署への取材で分かった。
事故は15日午後2時ごろ発生。看板が当たった中央区の看護助手の女性(21)が頭の骨を折るなどの重体となった。同署は看板の設置方法や管理に問題はなかったかどうか、業務上過失傷害容疑を視野に調べている。
同署の調べで、事故の約1時間半前、看板の別の部品が歩道に落ちているのを通行人が見つけて店に知らせたが、歩道の通行規制などの対策が講じられなかったことも判明した。