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兵庫県尼崎市の連続変死事件で2件の殺人罪や加害目的略取罪などに問われた角田優太郎被告(28)の裁判員裁判の判決が18日、神戸地裁であり、増田耕兒裁判長は懲役17年(求刑懲役25年)を言い渡した。弁護側は一部を除き、起訴内容をほぼ全面的に否認していた。
同被告は、一連の事件の首謀者とされる角田美代子元被告=2012年12月に自殺、当時(64)=の次男。
弁護側は、優太郎被告の角田家での立場について、美代子元被告の支配下にあり強い権限はなかったと主張。起訴された5事件のうち、1件の死体遺棄罪は認めたが、殺人など4事件は美代子元被告による犯行で、共謀は成立しないと訴えていた。
検察側は、優太郎被告は美代子元被告の愛情を受け、角田家での立場は別格だったと指摘。従属的ではあったものの、一連の事件で一定の役割を果たしており、共謀が成立すると主張していた。
起訴状によると、優太郎被告は美代子元被告らと共謀し、05年に沖縄県で角田久芳さん=同(51)=を自殺に見せ掛けて殺害し、生命保険金をだまし取ったとされる。また08年、尼崎市のマンションに同居していた仲島茉莉子さん=同(26)=をベランダの物置に監禁し、飲食の制限や暴行などの虐待を加えて殺害したなどとされる。