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【シドニー時事】超大型のサイクロン「パム」が13日夜、南太平洋の島国バヌアツ(人口約25万人)を直撃した。AFP通信などによると、一つの地域だけでも44人が死亡したとの情報があり、国連児童基金(ユニセフ)関係者は「太平洋地域で史上最悪級の気象災害となる恐れがある」と警告した。
パムは、勢力が5段階で最強レベルの「カテゴリー5」に発達した。最大風速は88.9メートルに達し、住宅倒壊や道路寸断など甚大な被害が出ているもようだ。
NGO関係者は、首都ポートビラが「完全に破壊された状態だ」と指摘。首都でも複数の死者が出ているとの報道がある。
ただ、現地との通信に障害が出ており、一夜明けた14日も被害の全容は分かっていない。