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昨今話題になっているPM2.5や排気ガスといった“環境ストレス”。これらは大気汚染を引き起こすだけではなく、肌にも影響を及ぼしているようです。
さらに、環境ストレスは地域によってその度合いが異なるため、住む土地によっても、肌への影響に差が出るようです。
今回は、ある調査結果から、環境ストレスが肌に与える実情をみていきましょう。
■都市部在住者は環境ストレスも多い
大気汚染の原因となる“ばい煙”(石炭など物の燃焼に伴って発生する煙とすす)も、環境ストレスの一つ。
敏感肌専門ブランド『decencia』(ディセンシア)の調査では、ばい煙発生施設数が少ない東北地方(秋田県)在住で喫煙歴無しの女性の肌と、秋田県と比べ、ばい煙発生施設が1.8倍である首都圏(神奈川県)在住で喫煙歴有りの同年齢の女性の肌を比較しました。
その結果、(神奈川県)在住の方の肌は目もとや小鼻にくすみが目立ち、メラニンが不均一に存在。また、顔全体の老化による黄ぐすみも進行していることがわかりました。
タバコはもちろんですが、環境汚染もまた肌に影響を与えていることが考えられます。
■紫外線がダイレクトに肌に届く!?
大気汚染とともに見過ごせないのが、紫外線の増加やオゾン量の減少といった環境面での肌負担です。
過去10年で夏の紫外線量は格段に増加。また5月をピークに夏の間はオゾン量が格段に減少し、紫外線がダイレクトに肌に届くのです。
データからも分かるように、近年の春から夏の肌環境は非常に過酷。肌の老化を早めてしまう可能性があります。
同ブランドの商品企画部リーダー兼PR担当の堀奈々恵さんは、「肌機能が落ちてしまっている敏感肌の方は特にこういった外部環境の影響を受けやすく、夏の終わりには、なかったシミやくすみなどが肌表面に……ということも。夏という季節の危険因子を理解し、徹底的に肌を守るケアを行うことがとても重要」と話します。
■環境ストレス対策リスト
そこでこのような過酷な外部環境から肌を守るために心掛けたいリストをまとめてみました。ぜひ取り入れてみましょう。
(1)タバコの煙にさらされない
(2)外出時はUVのベースメイクをする
(3)外から帰ったらメイクを落とす
(4)サングラス、帽子、長袖を羽織るなど紫外線を浴びない工夫をする
(5)保湿をしっかりする
(6)外から帰ったら空気清浄機を使う
大気汚染対策の成分を含んだコスメも続々登場していて、春から夏にかけては特に重宝するはずです。…