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人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した神経再生を助ける細胞を、チューブ状の構造物「人工神経」に入れてマウスに移植し、運動機能を効率良く回復させることに大阪市立大チームが18日までに成功した。
けがで手足や指の末梢神経が切れてまひした際、従来のように別の部位の神経を取って移植しなくてすむほか、再生力を強めた治療法の開発につながることが期待できるという。世界初の成果で、海外の細胞組織学専門誌電子版に近く掲載される。
チームの上村卓也病院講師は「(独自開発したのは)iPS細胞を組み合わせたハイブリッド型の人工神経。5年以内に臨床試験を始めたい」と話した。