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大日本印刷(DNP)は、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した画像を、高速できれいに自動補正するプログラム「DNP画像色補正ライブラリ」を発売した。税別価格は、300ライセンス込みで480万円から。画像を扱うシステムやサービスを開発・提供する企業を中心に販売する。
画像中の被写体部分を背景部分から高精細に切り抜く「画像切抜きライブラリ」と、画像の中から人の顔を識別して性別・年齢層を推定する「顔画像性別年齢推定ライブラリ」に続く、画像処理技術をパッケージ化した製品の第二弾。企業が自社の製品やサービスに組み込むことができるコンピュータプログラム(ライブラリ)として提供する。
「DNP画像色補正ライブラリ」は、(1)露出不良による暗い画像を適切な明るさに補正 (2)画像を正常な色バランス(ホワイトバランス調整)に補正 (3)画像の明暗部を適切なコントラストに補正 (4)肌の色や植物、空などの記憶色領域を最適な色調に補正 (5)ピントがぼけている画像を適切に補正 (6)デジタル画像のノイズを除去――のDNP独自の六つの色補正技術を搭載。撮影した画像の一点一点に合わせた最適な補正方法を自動的に計算して適用する。
これらの技術は、デジタル写真を店頭などでプリントするDNPのセルフプリント機「PrintRush(プリントラッシュ)」や、撮影した画像データからオリジナルフォトブックを作成するサービス「DreamPages(ドリームページ)」などで実証された。