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2015年3月3日、中国の海軍力が今年、日本を追い抜くとの英誌の最新予測記事をめぐって中韓ネットユーザーが盛り上がっている。
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問題の記事は英軍事雑誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」(JDW)。それによると、中国は空母「遼寧」のほか、200個の核弾頭を装着した潜水艦発射弾道ミサイル「巨浪2」、大陸間弾道ミサイル「東風41」を保有しており、今年はイージス艦5隻を追加する予定で、海上戦力の核心であるイージス艦戦力が日本の1.5倍以上になると分析。また、海軍の兵力も中国が23万5000人で、日本の海上自衛隊の4万5800人と圧倒的な差があると指摘し、中国の海軍力が年内に初めて日本を追い越すとの見通しを示した。
中国の海軍力については先に環球網が米メディアの記事を引用し、アジア最大の空母は全長302メートルの中国の遼寧だと報じている。遼寧は50機の艦載機またはヘリコプターを搭載でき、ヘリしか搭載できない日本の空母「ひゅうが」や「いずも」、艦載数が30機どまりのインドの空母より勝っていると強調した。
韓国のネットユーザーは「中国よりも日本の方が優れているのは海軍力だけだったのに、これで日本ももうおしまい」と素朴に受け止める向きもあるが、日本の海軍力をしっかり見抜いているのはむしろ中国であることが中国のネットユーザーのコメントから読み取れる。「いずも級の甲板に24機のF35を配備したら、遼寧やインド空母より強い」「遼寧は宣伝と練習用で実戦用ではない。本当に配備するまでにはまだ時間がかかる」と冷静だ。
中国の軍事専門の尹卓(イン・ジュオ)氏はこの記事について、中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに対し、「海軍の人数と規模はとっくに現代海軍力を評価する指標ではない。中国の海軍力を羅列式に示したJDWの記事は非専門的だ」とし、記事の狙いは、「中国への対応を口実に軍事費増額を要求することにほかならない」と指摘した。(編集/KO)