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中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上でこのほど、「日本人には通じない日本語」の数々が紹介され、多くのネットユーザーの関心を集めた。
微博で42万人のフォロワーを持つアカウント名・七個柚子多少銭さんは18日、「微博の日本語は、みんな自分で勉強したもの。どれか通じないものはありますか?」としたうえで、「日本語」が書かれた9枚の画像を掲載した。
画像に書かれている「日本語」は、「自分は萌萌だの感じがする」、「最後に真相を知ってるの我眼泪が掉下来しました」、「母上はもう我の日本語学習を担心しない」、「私も酔った」など。”掉下来”は「落ちる」の意味、”担心”は「心配する」の意味だ。それさえ分かればなんとなく通じそうだが、日本語としてはめちゃくちゃだ。そして、漢字はすべて中国大陸で用いられている簡体字で書かれている。
このツイートを見た微博ユーザーの多くが関心を持ったようで、2万回を超えるリツイートが行われるとともに、2500件以上のコメントがついた。その多くは、日本語としてほぼ成り立っていないことを指摘するもので「これはもはや日本語とは言えないレベル……」、「中国語の単語を無理やり押し込んだだけ」、「そもそも簡体字使ってるし」などのコメントが寄せられた。
また、「中国人にしかわからない日本語」、「本当の日本人は理解できないと思う」、「日本語ってこんなに簡単だったんだ」といった感想に加え、「見たあとで、日本をわれわれの省にすべきと、より一層思うようになった」という意見まで出てきた。
このほか、多くの日本語学習者ユーザーからは「自分には日本語の才能があると思った」、「自分の日本語ってイケてるんじゃないかと思った」など、ツイートの「日本語」を揶揄するコメントも残された。
簡体字で書かれているのはさておき、「私も酔った」あたりは文法的には間違っていない。中国語を知らない日本人はほぼ間違いなく「酒を飲んで酔っ払ったんだな」と解釈してくれるはずだ。しかし、この解釈はかなりの確率で間違いであると言える。ネット世代の中国人の言う「私も酔った」(我也是酔了)は、往々にして「くらくらする」、「だめだこりゃ」といった派生的な意味で使われるからだ。
めちゃくちゃな「日本語」に対して、「バカにしてばかりいないで、ちゃんとした日本語を教えてやれよ」という思いを抱く一方で、自国での流行り言葉を単純に外国語に置き換えても面白味がないばかりか、誤解すら招きかねないということを改めて認識させられる。…