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【シドニー時事】超大型サイクロン「パム」が直撃した南太平洋の島国バヌアツ(人口約25万人)で15日、非常事態が宣言された。首都ポートビラでは「家屋の最大90%が壊滅した」(国際援助団体オックスファム)との指摘もあり、被害の甚大さが明らかになってきた。
バヌアツには、海外ボランティアら約80人の日本人が在住。在フィジー日本大使館によると、現時点では日本人が被害に遭ったとの報告は入っていない。
パムは13日夜、83の島々で構成されるバヌアツを縦断。AFP通信などによると、最大風速は80メートルを超え、簡素な造りの家々が吹き飛ばされた。「村々が丸ごと消滅した」との目撃情報もある。首都で少なくとも8人が死亡した。
犠牲者はさらに増える見通しだが、通信や交通網が寸断されており、被害確認が遅れている。オックスファム関係者は「太平洋史上最悪の被災の一つではないか」と嘆いた。別の島国ツバルでも大規模な水害が発生し、非常事態が宣言された。
オーストラリア政府が緊急援助物資を積んだ軍用機をバヌアツへ急派したほか、各国が資金援助を表明。NGOも現地で救援活動を急いでいる。