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ロシアのプーチン大統領は、去年2月、ウクライナで親ロシア政権が崩壊した際、ロシア軍にあらゆる対応を指示をするとともに、核兵器の使用に関しても準備をしたことを明らかにしました。
これは、15日にロシア国営テレビが放送した番組「クリミア、祖国への道」で明らかにされたものです。
この中でプーチン大統領は、去年2月にウクライナの首都キエフで大規模な反政府デモが続いた後、親ロシアのヤヌコビッチ政権が崩壊した際、あらゆる可能性に備えるよう、ロシア軍に対応を直接指示し、核兵器の使用に関しても準備をしたと述べました。その理由として、プーチン大統領は、ウクライナ政変の影響で西側諸国が軍事的にどんな干渉をしてくるかわからなかったため、としています。一方で、プーチン大統領は、実際に核兵器を使用する状況まではいかないだろうと考えていたと述べました。
この他、番組の中でプーチン大統領は、反政府デモの背後に欧米諸国がいたと指摘していて、今回の核に関する発言とともに、欧米からの批判が強まるとみられます。(16日10:11)