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【ロンドン時事】英日曜紙オブザーバーなどが22日報じたところによると、スーダン系英国人の医学部生と卒業生計9人が今月12日にトルコへ渡航した後行方不明になっており、シリアで過激派組織「イスラム国」のために医師として働いているのではないかとの懸念が強まっている。
いずれも英国生まれの10代から20代の男性5人、女性4人で、スーダンの首都ハルツームの大学で医学を学んでいた。スーダンに留学したのは、イスラム文化と自らのルーツを学ぶよう家族が望んだためという。
9人はハルツームからトルコのイスタンブール入りし、バスでシリア国境に向かったとみられる。家族も医学生らを連れ戻すためトルコで懸命の努力を続けているという。
英内務省は、医学生らがシリアから戻っても、戦闘に加わっていないことが証明されれば必ずしも処罰されることはないと説明している。