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ヒラリー・クリントン前国務長官=2014年9月、ニューヨーク(AFP=時事)
【ワシントン時事】2016年米大統領選の民主党最有力候補と目されているヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に個人のメールアドレスとサーバーを公務に使用していたことが判明し、米政界に波紋を広げている。共和党は格好の攻撃材料とみて追及を強める構えで、民主党内では大統領選への影響を懸念する声も出始めている。
「安全を考えれば、個人のサーバーを使うことはできないはずだ。クリントン氏がそう考えなかったのは不可解だ」。大統領選の共和党有望株、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は6日、アイオワ州のラジオ局のインタビューに応じ、クリントン氏のメール問題をこう批判した。
米メディアの報道で問題が明るみに出たのは2日。09~13年の在任中、私用アドレス「hdr22@clintonemail.com」を使っていたというもので、自宅にメールサーバーを設置していたこともその後判明。「情報公開逃れ」「秘密を危険にさらした」と批判が上がった。
クリントン氏は昨年12月、公務にかかわる5万5000ページ分のメールを国務省に提出。今月4日には「これらを公開するよう要請した」とツイッターに記し、透明性をアピールした。しかし、共和党は不都合なメールを隠し、連邦法に違反した疑いもあると追及を強める構えだ。
米メディアによると、国務省も公開に向けたメール内容の精査と並行し、機微な情報の扱いを定めた内規違反がなかったかの調査を開始。この作業には数カ月かかるとみられており、米メディアが4月の可能性が高いと報じてきたクリントン氏の出馬表明の時期にも影響する可能性がある。