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【ワシントン共同】安倍首相が4、5月の大型連休中の訪米で検討している米議会演説について、第2次大戦に従軍した米退役軍人らの有力団体が上下両院に書簡を送り、戦時中の日本の過ちを安倍氏が明確に認めることを演説の条件とするよう要求した。演説が実現しても、内容次第で米世論の厳しい批判にさらされる可能性が出てきた。議会筋が17日、明らかにした。
書簡を送ったのは日本軍のフィリピン侵攻作戦で投降した米兵や遺族で組織する「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」。多くの米兵が虐待や過酷な環境下で連行され収容所に着くまでに死亡したため「バターン死の行進」と呼ばれている。