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【ワシントン時事】米ワシントンに春の訪れを告げる「全米桜祭り」の開会式が21日、市内の劇場で行われた。4月12日までの期間中、米首都の桜の古里、日本にちなんだイベントが各所で催される。桜の見頃は例年より遅く、祭り終盤の時期になると予想されている。
ワシントンの春を彩る桜並木は1912年に当時の東京市が約3000本の苗木を寄贈したのが始まり。最大の名所であるワシントン記念塔近くの入り江沿いには、今もその一部が植わっている。
開会式には約2000人が詰め掛け、歌手の渡辺美里さんら日米のアーティストのパフォーマンスを楽しんだ。渡辺さんは「音楽を始めて今年で30年。これからも歌い続け、ワシントンの桜のように100年を迎えたい」と語り、会場を沸かせていた。