財務省財政政策室（ＦＰＯ）のクリサダ室長によれば、付加価値税（ＶＡＴ）の税率は今年９月30日まで７％とされているが、財務省は景気低迷が続いていることから、その後１年か２年税率を現行のままとする見通しという。 同省は先に１ポイントの税率引き上げを示唆したが、民間部門からは「ただでさえ消費が伸びないのにＶＡＴが引き上げられたらさらに売り上げが落ちる」との厳しい意見が出ている。 なお、ＶＡＴは税率10％で１９９２年に導入されたが、財界が「高すぎる」と反発したことから、すぐに７％に引き下げられた。