韓国籍を取得する外国人のうち、中国人の割合が大幅に拡大しており、韓国社会で中国の影響力が大きくなってきたという。中国新聞網が１日、韓国・亜州経済（中国語電子版）の報道として伝えた。
　韓国法務部が２７日発表した統計によると、今年１月に韓国籍を取得した外国人１５１９人のうち、中国人は７１．２３％に当たる１０８２人だった。この割合は１４年１月には４７．４３％で、急速に拡大している。一方、かつて多かったベトナム人、フィリピン人の韓国籍取得は減った。
　中国人の韓国籍取得では結婚、または就業のためというケースが多かったが、最近は投資移民によるケースが増えてきている。
　韓国在住の外国人に占める中国人の割合も圧倒的に多い。１月末時点で韓国在住外国人は１７７万４６０３人で前年の１７９万７６１８人よりやや減少した。ただし中国人は８９万８６５４人から９１万８９５１人へと増加している。国別で韓国在住者が増加したのは中国人のみだった。
　（編集翻訳　恩田有紀）