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2015年3月6日、韓国・朝鮮日報は、韓国ソウルでマーク・リッパート駐韓米大使を襲撃して逮捕されたキム・ギジュン容疑者の過去について報じた。参考消息網が伝えた。
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報道によると、同日午前7時40分ごろ、男はソウルの世宗文化会館でリッパート大使の顔を切りつけ、80針を縫うけがを負わせた。
男は2010年7月、ソウルのプレスセンターで開かれた講演中に、重家俊範駐韓日本大使にセメント片を投げつけ、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。当時、北朝鮮の朝鮮中央テレビは、キム容疑者の行動を支持する報道をしている。
キム容疑者は、2001~2007年に民主平和統一諮問会議の地域委員を務めたほか、2005年からは統一部から統一教育委員に任命され、学生や市民に対する講演などの活動を4年間行ってきた。
キム容疑者の大学時代の同級生は、「20年前から反日反米、親北朝鮮の傾向が強くあった。2006年に日本が『竹島の日』を制定したときは、本籍を独島に移し、反日運動を行った」と話す。キム容疑者は2006年11月~2007年4月に「民族和解運動連合」という団体に所属し、植樹を行うという名目で北朝鮮を8回訪問している。
北朝鮮から帰国した後の活動はさらに過激になり、2007年10月には、自身が所長を務める団体「ウリマダン」のメンバーが不審人物に襲撃された事件の真相究明を求めて、韓国大統領府前で焼身自殺を図った。キム容疑者の弟は「兄は家族や社会から認められず、過激になった」と話している。
キム容疑者は今回の事件の犯行動機について、「米国に向けた警鐘を鳴らそうとしたもので、大使に対する個人的な恨みはなかった。傷がそれほど深いとは思わなかった」と話している。(翻訳・編集/北田)