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来日中のアイルランドのブレンダン・ハウリン経済再生・公共支出改革相が17日、毎日新聞の取材に応じ、ギリシャの財政危機について「緊縮政策による痛みが長期化するのは良くない。観光業などの成長を狙い、欧州連合(EU)と連携を取るべきだ」と述べ、ギリシャに具体的な経済成長策を検討するように促した。
アイルランドは2010年、住宅・建設バブルの崩壊などで財政危機が深刻化し、EUと国際通貨基金(IMF)から計850億ユーロ(約10兆8800億円)の融資を受けたが、わずか3年で支援から脱却した。公務員給与の20%削減などの改革を実行し、医薬品などの輸出産業を成長させた。
ハウリン氏は「ギリシャは他の欧州諸国と比べても(政府の)合理化が進んでいる」とこれまでの改革を評価し、アイルランドの経験から「ギリシャ自身が(経済成長のために)何を必要としているかEUに提示してほしい。欧州各国は連帯してギリシャが他国並みの生活水準になる道筋をつけるだろう」と述べた。【三木幸治】