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【モスクワ真野森作】ロシアの野党指導者、ネムツォフ元第1副首相(55)の暗殺事件で、モスコフスキー・コムソモレツ紙(電子版)は10日、拘束され、実行犯とみられていた南部チェチェン共和国出身の元軍人、ダダエフ容疑者が、昨年9月からネムツォフ氏の行動を監視していた可能性を報じた。ただ、ダダエフ容疑者は容疑を否認し、無罪を主張しているという。
同紙によると、ダダエフ容疑者らは今回の犯行に使われた車を昨年9月に入手し、ネムツォフ氏の自宅付近で走行しているのを目撃されるようになった。ネムツォフ氏が昨年8月、「ウクライナ東部の紛争にチェチェンの雇い兵が参加している」と批判したことを受け、ネムツォフ氏の行動を当時から監視していた可能性がある。
これまでダダエフ容疑者は関与を認め、「イスラム教の冒とくに絡む事件」との見方が強まっていた。
拘置所で同紙記者らに「拘束時、一緒にいた友人を守るために容疑を認めた。裁判所で『無罪だ』と主張するつもりだった」と訴えたという。所属していたチェチェン内務省軍傘下の部隊からは、事件翌日の2月28日に解職されたという。1カ月前から休暇を取っていたとの情報もある。
一方、独立系の「ノーバヤガゼータ」紙はチェチェンの治安機関高官が殺害を指示したとの疑いを報じている。