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ニューヨークで、18世紀後半から続くカトリックの祭日、「セント・パトリック・デー」の行進に、同性愛者の団体が史上初めて参加しました。
17日、ニューヨークの五番街を緑に染めたパレードで横断幕を掲げて行進する同性愛者の団体。アイルランドにキリスト教を広めた聖人にちなみ、ニューヨークでは18世紀後半から続く「セント・パトリック・デー」の行進で、カトリックの教義に反するとして、これまで参加が認められていなかった同性愛者の団体が初めて行進しました。
「本当に感動的な瞬間です。長年にわたり、同性愛者の団体としては参加できませんでしたから」(参加した同性愛者の団体)
沿道からも大きな拍手が送られましたが、参加が認められたのは1つの団体だけ。長年にわたって参加を求めていた多くの団体は認められませんでした。
「これを進歩とは到底思えません。(残りの)私たちを締め出す言い訳としか思えません」(26年間参加を求めている団体)
同性愛者の参加を認めるよう訴えていたニューヨーク市長も「問題の核心部分が解決したわけではない」として参加を拒否。主催者側は「パレードを政治的立場と無関係にするわれわれの努力であり、同性愛者団体への友好の意思表示だ」としていますが、完全に門戸が開放されるには、まだ時間がかかりそうです。(18日12:45)