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海上保安庁は、従来の海図をより分かりやすくした外国船向けの「ルーティングガイド」(英語)の伊勢湾版を英国の海洋情報部と共同で発行した。価格は税込み3456円。これまでマラッカ・シンガポール海峡などのルーティングガイドが発行されているが、国内では初めて。今後は、東京湾、瀬戸内海、関門海峡なども順次発行する予定。
第4管区海上保安本部によると、ルーティングガイドは水深などの数字が多く書き込まれている従来の海図と違い、不要な情報は省いて港の特徴や航行ルールなど文字情報を地図上に盛り込み、見やすくしたことが特徴。また、従来の海図だと、港や航行ルールなどの情報が掲載された別の本と照らし合わせる必要があったが、ルーティングガイドでは1枚の地図上に情報がまとまっているため、実用性が高いという。
2013年に名古屋港に入港した外国船は8539隻で、外国船の入港が日本で最も多い港となっている。同海保海洋情報部の古川博康部長は「狭い海域を多くの船舶が航行する伊勢湾での安全な航行の一助として、外国船にぜひ活用してもらいたい」と話している。