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藤田保健衛生大学病院(豊明市)と、海難救助や洋上救急などを行う民間救助団体「日本水難救済会」(東京都)が9日、洋上救急業務に関する協定を締結した=写真=。
同会は海難事故が発生した際に所属ボランティアが救助に出動したり、日本周辺海域の船舶内で傷病者が出た場合に協力医療機関などと調整してヘリコプターや巡視船で医療スタッフを送ったりしている。
同病院は救急医約40人らが24時間体制で救急業務にあたり、5月にはヘリポートを備えた新病棟がオープンする。この日、同病院で行われた調印式で湯沢由紀夫病院長は「揺れや騒音のある環境での救急業務が求められる中、訓練を積んで質を高めていきたい」と話した。また、来賓として同席した第4管区海上保安本部の中嶋哲雄本部長は「救急医療スタッフが充実し、ヘリの離着陸が可能な新病棟が完成するということなので心強い」と期待を寄せた。