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東日本大震災の被災者支援を続けている舞鶴市出身の民間活動団体(NGO)職員で、理学療法士の大室和也さん(31)は、同市のギャラリーサンムーンで活動報告会を開いた。震災から4年が経過しても苦しみが癒えない仮設住宅に住む被災者の実態を説明し、地震発生時刻には来場者約50人とともに黙とうした。
同ギャラリーで開催されている府北部の陶芸家や画家らによる復興支援チャリティー展(13日まで)の一環で行われた。
大室さんは、東京のNGO職員となった2013年から月1回、被災地に出かけ、仮設住宅のお年寄りらをマッサージしながら、悩みなどを聞いてきたという。
この日、大室さんは津波で行方不明となった夫が見つからず、仮設住宅から転居する気になれない女性や、「原発事故で子供も孫も寄りつかなくなった」と嘆く女性らを紹介。「震災の教訓を生かし、災害に備えてほしい」と結んだ。
夫が福島県出身という女性(85)は「被災地を忘れないことが大事だと思う」と語った。