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2年ぶり出場の大阪桐蔭が21日、東海大菅生(東京)との1回戦に快勝し、甲子園夏春連覇に向けて好スタートを切った。一回に2点を先制するとその後も小刻みに追加点を挙げ、大声援のなか、昨秋の東京大会を制した強豪に完封勝ちした。
一回二死一、二塁から藤井健平選手の中前適時打で先制。原田知希選手が「打ちたい気持ちがあったが、冷静に見極められた」と押し出しの四球を選び、2点目を挙げた。三回にも藤井、原田両選手と吉沢一翔選手がいずれも適時長打を放って3点を追加、序盤から試合を優位に進めた。エースの田中誠也投手は相手打線を4安打に抑え、完封した。
福田光輝主将は「甲子園経験のある自分が周りを落ち着かせようと積極的に声をかけた。次もみんなが力を出し切れるようにしたい」と笑顔を見せ、西谷監督は「地元校が初戦で負けて帰れないと選手にハッパをかけた。打線はつなぐ気持ちを大事にしたのが良かった」と話した。