■“男を変える”のは無理

外国映画に出てくるラブロマンスに憧れる女性は多いと思います。いつもレディー・ファーストで女性を気遣ってくれて、毎日愛の言葉を囁いてくれる。そんな素敵な恋愛をするはずだったのに、「彼は最近メールの返事もくれない」「私の誕生日も、最初の頃みたいにロマンチックに祝ってくれないし…」そんな不満が聞こえてくるようです。これは、男性と女性の思考回路の違いによるもの。

恋ユニでこの記事を読む（写真付き）
女性には男性を理解することができますが、男性には女性が理解できません。女性は男性を学習することができますが、男性には難しいのです。生まれながらに母となる役割を持った女性は愛する人を変えよう、育てようとしてしまいがち。一方、結婚して父親になっても「大きな子ども」と言われてしまうほどそのまま大きくなるのが男性。無理に男性を変えようとするより、女性が変わるほうがずっと簡単です。
そこで、今回は男性の本性を理解し、アプローチの仕方を少し変えるだけで、思い通りに男性を操縦できる方法をチェックしていきましょう。

■CHECK! 彼を思い通りに操縦するためには？

▼1．“平均的な男性の行動”に過剰反応をしない

例えばメール。よく「つきあい始めた頃は、あんなにメールや電話をくれたのに、今は用件のみ。どうしてなのかしら？」という不満の声を聞きます。愛する人とは、しょっちゅう連絡を取り合っていたい。女性にとって、メールは共感のためのツールです。それに対して、狩猟本能のある男性にとっては、メールも武器なのです。
つきあい始めた頃は、まだ女性が完全に自分のものになっていないので、自分のものにするための手段として、電話やメールなどをマメに送ります。ところが、交際も深まって、彼女が完全に自分のものだと思えると「獲得のための武器」は必要ないと判断され、メールはただ用件を伝えるのみの道具に変わります。これがごく平均的な男性の行動パターンであって、彼女に対する気持ちが変わったわけではないのです。
ですからメールや電話の本数、不満や不安を感じるのは無駄。「どうしてメールをくれないの？」なんて彼を責めるのはやめましょう。

▼2．“ちょっとした努力”に大喜びで彼をラクラク操縦

男性の性格を変えるのは無理でも、操縦することはできます。それには、男性のプライドを立てて大げさなくらいにほめること。男性はメンツをつぶすとしょんぼりしぼんでしまう生き物なので、多少のアラが見えてもそれは指摘しないで、彼の努力をほめてあげましょう。
よくあるパターンとしては、彼が買ってくるおみやげやプレゼントが見当はずれな場合、「もう～、どうしてこんなもの買ってくるの？私の趣味じゃないってこと、どうしてわからないのかな～」などと彼を責めてしまうこと。そうなると彼はあなたに何かプレゼントするのが嫌になってしまいます。
たとえ気に入らなくても、彼の気持ちに対して、「ありがとう！こんな優しい彼を持って、私ってしあわせ～♪感激っ！」と言っておけば、彼はいい気分になって、あなたに贈り物をするのが好きになります。男性は本当に単純な生き物。ここぞというポイントをほめておくことによって、動かしやすくなるのです。

▼3．日頃から具体的に刷り込むことが大切

以心伝心って素敵ですよね。映画やドラマなら，男女の間での以心伝心もよくあること。でも、現実の世界では、ほしいものはほしいとちゃんと伝えなければ伝わりません。もし何かしてほしいことがあるのなら、以心伝心を期待しないでアピールすること。
普段から「誕生日は～を買ってくれたら嬉しいんだけどな～」とか「ほら、私の好きなのはこれだから覚えておいて」とか「今度のお休みは～したいんだけど、どう思う？」など、日頃から刷り込みをすることです。「彼女の誕生日プレゼントどうしよう？」と頭を悩ませるよりも、女性を理解するのが苦手な男性としては、具体案を提示された方がはるかにラクなのです。

男性は単純で可愛い生き物です。是非コツをつかんで上手く操縦してみてください。

■白河三來 (女性美研究家)

アンチエイジング・コンシェルジュ。美顔率インストラクター。健康医療コーディネーター。NPO法人抗加齢食普及協会（http://www.jana.jp/）理事。2005年、オリジナルの美容法「卵白洗顔」が雑誌に掲載され、即効性のある美容法として大反響を得る。公式ブログ「奇跡の美肌」(http://ameblo.jp/shirakawamirai/)で人気ブロガーに。美容から恋愛まで「女性を中から美しくする」をコンセプトに各種セミナーをプロデュース。カルチャースクールやセミナー、雑誌、TVなどで活躍中。著者に「いくつになっても30代の美しさを保つ習慣」（中経出版）、「卵白洗顔　1日15円＊魔法の美肌術」（双葉社）がある。