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2005年の国民生活白書によると、「できちゃった結婚」による第一子出生の割合は、この20年間で2倍近くに増加しており、10代カップルの約8割、20〜24歳の約6割が「できちゃった結婚」という結果に。25~29歳となると大幅に減少して約2割、30~34歳では1割程度という結果ですが、全体で見ると、第一子の4人に1人は「できちゃった結婚」で産まれた子供となっています。
「できちゃった結婚」が増えた背景としては、結婚前の性交渉が当たり前になってきていることなども挙げられますが、特に日本では「子供ができたら結婚すべき」という考え方が強いことも特筆すべき点です。
海外では、子どもができても結婚しないまま同棲を続けたり、「お試し婚」などの制度もあるため、必ずしも結婚に至らない事例が多くあるそうですが、日本では、結婚前の意図せざる妊娠が分かったときに、「結婚した方が良い」と考える人の割合は、男性では全体の6割以上、また30歳未満の女性では過半数となり、「結婚しなくてもよい」と考える人は、どの世代も1割未満です。
結婚は必要不可欠ではないという考えの人や、結婚したくても中々できない、という人が増加している一方で、「子供ができたら結婚すべき」と考えている人は非常に多い。このバランスが、日本で「できちゃった結婚」という形態が結婚の多数を占めるようになってきた理由の一つと考えられています。
多くの女性が働くようになり、お互いの仕事の都合などを考えると、結婚のタイミングを計りかねているカップルも多い昨今。結婚してもいいけれど、お金の自由もなくなる、親戚付き合いなど面倒も増える、……など色々と考えてしまうと、踏み切ることができない。それで、お互いに何となく、「子供ができたら結婚しようか」という意識があり、実際にそうなってから結婚をした……なんていう、計画的な「できちゃった結婚」も増えてきているようです。
では、実際に「できちゃった結婚」の経験者たちはどう考えているのでしょうか。メリット、デメリットに分けると、以下のような意見が挙げられています。
【メリット】
・不妊に悩まなくて良かった、すぐに父親・母親になれた
・結婚のキッカケになった
・周囲に「子供はまだか」というプレッシャーをかけられなくて済んだ
・子供ができ、背負うものができたことで、生き甲斐ができて人生が変わった
【デメリット】
・2人きりの新婚生活がほとんど経験できなかった
・イメージが悪かった(特に親や年配の世代に)
・相手がまだ社会的に養っていけない収入で、苦労をした
・本当にお互いが望んで生まれてきた子なのか、疑問が残る場合もある
妊娠がキッカケで結婚しても、通常の結婚でも、メリット・デメリットはそれぞれにあり、結婚した後の幸せは、実際には当人たち次第。…