恋愛状態に突入することを「恋に落ちる」と言いますよね。英語でも「Fall in love」。この「落下する」というニュアンスって、一瞬のことという意味を含んでいます。
ギャップ萌え?体の関係を持ったとき?男友達との友情が恋に変わる瞬間
もちろん出会ったその瞬間に恋に落ちることばかりじゃありません。恋愛対象だと思っていなかった相手に、ある日フォーリンラブ(笑)ということもよくあること。
ただし、出会ったときに男子は未来の選択をしてはいるんですよね。
恋に落ちるまでの速度で示すと、以下のようになります。
1、ひと目ぼれ(出会った瞬間に恋に落ちる)
2、恋愛対象として認識し、親しくなって恋に落ちる
3、恋愛対象外として認識するが、後に恋愛対象となって恋に落ちる
4、恋愛対象外として認識し、いつまでも友達としてしか見られない
こうして見ると、1番2番と3番4番の2組に分類できそうでしょ? でも、実際は4番だけが脈なしなのです。
3番は突如順位を上げることになるかのように見えますが、ちょっと違うんですね。ではなぜ最初は恋愛対象と見なされないのでしょうか。そこにはいわゆる「恋愛ホルモン」が関わってきます。
恋に落ちるまでのプロセスを研究したアンソニー・ウォルシュ博士(米国)によって、人が恋に落ちるときにはフェニルエチアミン(PEA)というホルモンが分泌されることが解明されています。このホルモンは、相手といるときに幸せを感じると出てくるんですね。
つまり1番~3番の違いというのは、PEA分泌量の差とも言い換えられます。
初対面のときに非常に印象が良く、ドキドキさせられたりするとPEAがドバドバ放出され、ひと目ぼれするというわけです。3番の場合は印象は悪くないのですが、それほどPEAを男子に出させられなかっただけ。
けれど、そうなってしまったのは女子のせいだけではありません。男性脳というのは集中しやすく、同時に複数の情報を処理することが苦手なのです。そのため何か他のことに気を取られていると、目の前に十分魅力的な女子がいても、そちらに意識があまり向きません。意識の切り替えにも時間がかかるため、出会いに集中するまでぼんやりとしか女子を見ていないのです。
ですから、恋愛対象外として見られていてもタイミングの問題である可能性もあるということ。そして、男子としては相手の魅力を把握しきれないまでも、悪い印象を持っていないのでとりあえず親しくしようという判断を下すのです。
4番の場合は…そのぅ、まさに第一印象が悪かったということで…。
いずれにしても恋のお相手となるには、やはり最初の印象は強烈だということになります。特に笑顔はとても重要。好意を持っているというサインとして脳が受け止めるので、ニコニコしているだけで好印象となりやすいのです。
初対面なのに男子がぼけっとしていて興味がなさそうに見えても、むっつりしないでくださいね。その場で恋愛対象にならなくても、あなたの笑顔のイメージがチャンスを残してくれるはずですから。
(文=総合占術研究家 橘のえる)