恋愛の話をしているとき、恋人がいない女性にその理由をたずねると「出会いがなくて……」と返答が返ってくることがしばしば。
「職場がね~」「周りがね~」「時間がなくて~」「いい人がいなくて~」
理由を並べたらきりがなく、聞いている側も「そうだよね~」と頷くしかないわけですが、個人的に「出会いがないから」って「言い訳」にしか過ぎないのでは? とずっと思っています。
だってこの世界、男性と女性しかいないんですよ。女性しかいないオリの中で生活をしているならともかく、男性との関わりが少なからずある中で「出会いがない」って? 意味がわかりません。
かくいう私も小学校から高校まで女子校で12年間過ごしてきました。「出会いがなくて」と何度もいっている子が周りにいました。でも、「恋がしたい」「彼氏がほしい」そう思い始めた思春期の頃には好きな人ができ、それなりに恋愛もしてきました。
もちろん興味がない人に恋人はできませんでしたが、恋人がほしい人が言う「出会いがなくて」は、ただ単に「出会い」がないわけじゃなく「あなた」に魅力がないからでは。男性だって、相手を選びます。どんなに男性が少ない環境にいたって、魅力のある女性なら男性は放っておかないし、【類は友をよぶ】とはこのことで、自分のレベルやスタンスによって関わる異性の種類も変わってきます。
「いい男がいない」のは「いない」のではなくて、あなたが「いい女」じゃないから。ただそれだけの話なのです。
例えばあなたひとりが女性の職場にいたとしても、人前で悪口を言ったり、社交的な場でも挨拶せず閉じこもったり、外見は気にしない! だったり。そのくせ、やたら理想だけは高かったり……。
これでは人の「的」にすらなりませんよね。「環境」は変えられなくても「スタンス」はいくらでも変えられます。自分が選んで居る場所を恋人がいない「言い訳」にするのは、イタイ以外のなにものでもありません。
1、本当に恋愛がしたいですか?
2、本当に彼氏がほしいのですか?
3、本当は口説かれてチヤホヤされたいだけでは?
「出会いがなくて……」なあなた。今一度、本当に「出会いがない」のか思い返してみてください。毒舌だけど本気のひと言です。
作者:内藤 里奈