この世に生まれて最初に自分が定義されるもの……そう“名前(ファーストネーム)”です。大人になるとめっきり名前で呼ばれることも少なくなり、ちょっと寂しい気分になったりしますよね。
今日は“名前”にまつわるトリビアを、心理学や美容研究を交えながらご紹介していきたいと思います。
■自分のことを名前で呼ぶのは痛い
大人になってから名前で呼ぶことは、痛い印象にもなりかねません。『gooランキング』が行った「女子の一人称で気になるのは?」アンケート調査では、1位に挙がったのは“名前”。
たしかに職場で自分のことを「ノゾミ(仮名)がっかりしちゃうな」「アユミ(仮名)的には~」などと呼んでいる女性がいたら、「自分を名前で呼ぶことがカワイイと思っているんだろうか」と残念な印象を持ちますよね。
■名前で呼んでしまう人の心理
なぜ、このように自分のことを名前で呼んでしまうのでしょうか。ぶりっこをしようとしている訳ではなく、心理的な面が大きいのです。
『Menjoy!』過去記事「女性が自分のことを“つい名前で呼んでしまう”本当の理由」では、専門家がその要因を解説。記事によると、自分のことを名前で呼ぶことで“人間関係を良好に保とう”とする心理が働くそうです。
名前を呼び合える関係=親しい関係ですよね。自ら名前を示すことによって、暗に“わたしはアナタと気さくに話せる人だよ”ということを示しているのです。特に女性は男性より“上手く人間関係を作りたい”という傾向があるそうで、親近感を出すために無意識のうちに自分のことを名前で呼んでしまう人もいるようです。
■名前が美しさをサポート!?
自分のアイデンティティでもある名前。大人になると自分で呼ばない限り、どんどん呼ばれる機会が少なくなってきますよね。しかし“名前”には美にもつながるカギが隠されているのはご存じでしょうか。
『Menjoy!』過去記事「“ママor名前”夫からの呼ばれ方が妻に及ぼす意外な影響とは?」によると、美にまつわるホルモンが増加することが分かっています。これは『ポーラ化粧品』の研究によるもので、19人の母親を被験者に“名前の呼ばれ方”による体内ホルモンの変化を調査したものです。
「ママ/お母さん」ではなく、「名前(ファーストネーム)」で呼ばれた女性のほうが、愛情ホルモンともいえるオキシトシンが増加し、ストレス状態で生成されるコルチゾールが減少したそうです。
オキシトシンはお肌のターンオーバーなども促すホルモンですので、名前で呼ばれることによってストレスが緩和し、美肌につながる可能性が示されたのです。
海外ドラマなどで夫婦がベッドでファーストネームで囁きあうのもステキですよね。カレや旦那さまからは名前で呼んでもらうようにすることが、日々の美しさにつながると言えそうです。
以上、名前に関するトリビアのご紹介でした。いかがでしたか? 名前には印象を左右する効果や、美をサポートする働きがあることが分かりましたね。親しい人とはぜひ下の名前で呼び合ってお互いの美を助け合ってみましょう!