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男性のステータスシンボルといえば腕時計。ちょっといやらしい話、女性でも男性がどんな腕時計をしているかで、その人のセンスや経済力を図ったりしますよね。時間を知るというのはもちろんですが、今では、ステータスを示すための装飾品としての要素が高いように思われます。
では、この腕時計、いつ、どんな必要性があって発明されたか知っていますか? 実は航空機の発展と世界大戦によって発明、普及していったのだといいます。
この歴史を知ると、なぜ男性がこぞって高級な腕時計をしたがるのかが少しわかるような気がします。
■腕時計は航空機と世界大戦が発展させた?
辻元よしふみ氏の著書『スーツ=軍服!? スーツファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!?』にこんな内容のことが書かれていました。
機械式時計の歴史は10世紀までさかのぼりますが、それを腕に装着できる形にしたのは1900年初頭、パリの宝石商カルティエでした。
当時、初期の飛行家として有名なアルベルト・サントス・デュモンの依頼により発明したのです。時計に詳しい方はお察しがつくかと思いますがこれが今もその名が残っているモデル『サントス』の第一号です。
その後、1914年には第一次世界大戦が勃発。敵味方が塹壕にこもった持久戦になると、その塹壕から同時に飛び出て一斉に突撃する必要があったため、正確な時間を知らねばなりませんでした。
戦場では一瞬でも早かったり、遅かったりすると命取りになります。そのため、それまで携帯用の時計として一般的だった懐中時計などいちいち取り出す余裕はなく、チラリと手元を見て時間が確認できる腕時計が急激に普及していったといいます。
男性は昔、飛行機という新しい乗り物で未知の世界を冒険するために腕時計をしました。1分1秒という時間を正確に計り、攻撃を成功させるために戦場で腕時計をしました。
そして、現代はというと、己の格を上げ、ビジネスという戦場で敵と戦いやすくするために腕時計をしているんです。今も昔も、腕時計は戦う男のシンボルというところは共通しているのですね。
だから、デキる男性は腕時計にこだわり、女性は腕時計でその人の男らしさを図るのかもしれません。
【参考】
※ 辻元よしふみ(2008)『スーツ=軍服!? スーツファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!』 彩流社