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“恋は盲目”、“愛するあまり……”といった言葉があるように、恋をしているときは、思ってもみない行動に出てしまうものです。
彼と喧嘩したとき、彼と別れたとき、恋に躓いたとき、日記を読み返してみましょう。日記があなたにどうすれば良いのかを教えてくれるはずです。
「ブログやツイッターの時代に日記? 」と今思ったあなた! 確かにツイッターやブログでも悪くは無いのですが、他人に見られるブログやツイッターは、他人の目が気になって心の奥底まであからさまにするのは恥ずかしいのではないでしょうか?
その点日記はあなただけのものですから、今回は日記がお勧めなのです。
■日記が教えてくれることとは?
彼と喧嘩をしたとき、あなたはどんな気持ちになるでしょう? 初めは彼に対する怒りや悲しみで非常に感情的になっていることでしょう。その後冷静になったとき、彼の気持ちになって考え、彼に対し優しい気持ちになれたらなら、彼と仲直りできるでしょう。
しかし、そうでない場合は破局を迎えてしまうかもしれません。人は感情的になると、理性はどこへやら。彼の気持ちや立場なんて考える余地もなく、「どうして? 」、「私の気持ちがわからないの? 」、「私の気持ちを考えて(わかって)! 」……といったふうに、あなたの気持ちは、自分が自分が……となってしまっていませんか。
このような悲しい結果を迎えたときにどうするかでで、あなたの未来は変わります。その未来のあなたへの道しるべが日記です。
■あなたを幸せにしてくれる日記とは?
後で読み返すことを想定して、後から読む自分に恥ずかしくないよう、体裁を整えるのは控えましょう。日記が役に立たなくなります。幸せになる日記を書くにはコツがあるのです。
1.一応日記ですから、その日の天気や簡単なスケジュールを書いておきましょう。
2.心の声に重点を置いて書き残しましょう。
3.他人に見せるものではないので、上手な文章にまとめようと思う必要はありません。
4.他人に知られたくない感情であっても、たとえ汚い言葉になっても、心の声に従って、できるだけありのままに書き残しましょう。特に感情が高ぶっているときは、何ページに渡ってでも、気分が落ち着くまで感情全てを書き記しましょう。書き終えたとき、なんとなく気持ちが落ち着きます。
このように、心の声をそのまま言葉にした日記を後日読み返すと、その日の出来事や気持ちを思い起こすことができます。
また、彼と喧嘩したときなんかに、そのときの怒りや悲しみを感情の赴くままに綴っていると、気持ちが整理され、怒りや悲しみが落ち着いてくることもあります。
そして途中で読み返してみる気分になったときは、いち早く反省点に気付き、彼に電話して仲直り! なんてこともあるかもしれません。なにしろ日記を書いたときは感情的になっていますので、自分中心の感情がそのまま綴られているのですから。冷静になって振り返るのに良い道しるべになるでしょう。
反対に、読み返しても彼の気持ちに寄り添うことができず、あなただけが被害者であるとしか思えないこともあるでしょう。そのような場合は、彼がそうせざるを得なかった状況やそうしてしまった理由を、彼の立場に立って想像してみましょう。そうすれば何かが見えてくるはずです。
悲しすぎて彼の気持ちなんて考えられない場合は、少し時間を置いても1度は彼の立場に立ってみることをお勧めします。あなたと彼との関係が、あなたの将来を本当に幸せなものにしてくれるのかどうかが見えてくるはずです。
■日記が役立つ理由がそこにある! ~認知療法をお手本に~
心の病の治療に、“認知療法”というのがあります。対人恐怖症やパニック障害、適応障害、過食症、自傷行為等々、自分の意思とは裏腹に衝動的行為に出てしまったり、体調が悪くなったりして、行動が制限されたり、人間関係がうまくいかなくなったりする病気の治療法です。
■認知療法とは?
人の記憶は時間の経過とともに、自分の都合の悪いこと、自分が見たくない事実etc、無意識のうちに事実がねじ曲がらない程度に少しだけ都合が良い状況にすり替えてしまう傾向があります。
これを“記憶のすり替え”といいます。記憶のすり替えは、自己の行動部分だけでなく、周囲の行動を自分の都合の良い解釈に替えてしまっていることもあります。多くの患者さんの場合、この記憶のすり替え部分に、患者さんの心の病の根本原因が隠れていることがいいのです。
だから患者さんが、衝動的行為に出てしまったり、体調が悪くなったりしたその瞬間に、“どういう状況であったか”、“どのようなことを思ったか”をその場でありのまま記録することが、正しいカウンセリングの基本となるのです。
専門家は、この“記録”を読み、心の病の根本原因となっている患者さんの思考パターンを見つけ出し、患者さんにその思考パターンを気付かせ、患者さんの思考パターンを客観的により良い方向へと導く(改善する)ためのアドバイスをします。これが認知療法です。
■日記が役立つ理由とは?
思考パターンに気付いていないのは、心の病を抱えた人に限りません。誰もが多かれ少なかれ思考パターンがあるのに、本人が意識していないことが多いのです。つまり認知療法で専門家に見せる患者さんがつける“記録”は、日記と同じ役割を果たします。それを読むのが専門家なのか、あなた自身なのかの違いです。
「どうしてこうなってしまったの? 」と思うような状況に陥ったときに、日記を読み返すことは、その原因を探ることになるのです。気付かなかった彼への違和感の原因に気付くこともあります。
■まとめ
人の心の中には、天使も悪魔もいます。惨めな、情けないあなたが心の中に居ても恥ずかしがることありません。どのあなたを選ぶかは、あなたの理性が決めます。この理性があなたの人柄や人間性を決めるのです。
あなたの中にどんなあなたがいるのかを知ることが、あなたの思考パターンを知る大切な手掛かりとなります。だから、どんな自分からも逃げずに勇気を持って向かい合いましょう。
そうすることで、自分の陥りがちな過ちを知ることができ、その過ちを回避するための正しい判断がきるのです。そして、その正しい判断が、未来のあなたを幸せにしてくれるでしょう。