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束縛、スマホの盗み見……恋にまつわる残念行為がやめられない

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束縛、スマホの盗み見……恋にまつわる残念行為がやめられない

束縛、スマホの盗み見……恋にまつわる残念行為がやめられない

 

■いけないと分かっているのに、やってしまうのはなぜ?

 「束縛癖がある」「恋人にしつこく電話をしてしまう」「恋人の携帯を盗み見する」など、恋愛で残念な行為をしてしまい、大切な関係を壊してしまう人は少なくありません。

 同じような失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいでしょうか?

 こうした行動の背景にあるのは、自分の「不安感」です。恋人とずっとつながっていたい、相手を失うのが怖いという不安が、相手を束縛したり、しつこく電話をしたり、浮気を疑ってこっそり相手の携帯を見てしまったりするのです。

 そして、してはいけない行為だと分かっています。ただ、「不安になってしまうから、ついやってしまう。仕方がない」とも思っています。それが問題なのです。

 人はその行為に伴う“思い”が正当だと、この行為まで正当化してしまう傾向があります。でも実際は、「不安になる」のは仕方がありませんが、「その行為が間違っている」ことは、きちんと認識した方がいいでしょう。

 「仕方がないからやってもいい」のではなく、「そういった感情を持つのは仕方がないけど、やるべきではない」のです。

■その「手段」が間違っている!

 相手を失う不安が強ければ強いほど、それに伴う残念な行動をとりやすくなります。そんなとき人は、その不安な感情を抑えようとしがちです。ただ、湧き出る思いを止めることは簡単ではありません。

でも、「行動を変える」ことは、それよりも簡単です。

例えば束縛癖がある人は、「相手を失う不安」→「相手を束縛する」という手段を使います。それが誤っているのです。

例えば「相手を失う不安」→「相手が離れたくなくなるくらい魅力的な人になる」という手段に変更すれば、相手も自分もより幸せになれます。

 また、恋人にしつこく電話をしてしまうのであれば、「恋人と電話をしたい」→「恋人にしつこく電話する」という思考回路を、「恋人と電話をしたい」→「恋人が電話をしたくなるくらい、面白い電話を心がける」に変えるという方法だってあるのです。

 毎日、1日の終わりに恋人と電話をするという男性は意外といます。そういう人は、恋人との会話で自分の心が安らぐから電話をするのです。相手にしつこく電話をして嫌われるくらいであれば、相手が電話をしたくなるくらい“相手にとってメリットのある電話”を心がけませんか?

■行動を変えるのなんて、無理?

 「行動を変えるなんて無理!」だと思っている人はいませんか? 本当に無理なのでしょうか?

 例えばですが、「(ある物が)欲しい!」→「盗む」という手段をとる人はほぼいません。それはそういう訓練をしているからです。

 中には、「ある物が欲しい!」→「人に買ってもらう」なんて他力本願な手段を使う人もいるかもしれませんが、「欲しいものがある」→「お金を稼いで、買えるようになる」という手段をとることで、仕事だってうまくいくようになる人もいるでしょう。

 つまり、行動を変えるのは、訓練次第なんです。

■行動によって、自分の未来は大きく変わっていく!

 恋愛の破局は、誤った行動が直接的な原因になることは多いもの。

 例えば、「素敵な異性と出会う」→「浮気をする」なんて思考回路だったら、いくら素敵な恋人がいても、離れていってしまうでしょう。

 逆に、「素敵な異性と出会う」→「友達になる」という関係を築けたら、恋人も失わず、魅力的な異性と友情も築けて、人生はより豊かになることだってあるのです。

 浮気をする人は、「相手を好きになっちゃったのだから仕方がない」なんて言いがちです。「好きになったのは仕方がありません。でも、その行為は間違っていますよ?」ってことなのです。

 人生はいつだって“行動”によって、未来が大きく変わっていきます。どうせなら、自分がより幸せになれるような“建設的な行動”をとりませんか?

 そうするためには、行動には「愛」が必要です。

 例えば、「束縛する」「電話をしつこくする」といった行為は、相手から何かを“奪う行為”です。束縛は相手の行動を奪う行為であり、電話をしつこくするのは、相手の時間と心を奪おうとしています。それは愛のある行為ではありません。

 逆に「相手が離れたくなくなるくらい魅力的な人になる」「恋人が電話をしたくなるくらい、面白い電話を心がける」というのは、相手にも自分にも“与える(=愛のある)行為”です。だから、幸せな結果になるのです。

■行動が変わると“思い”も変わる!

 行動が変わると“思い”が変わることもあります。

 例えば、束縛癖のある女性が「相手を失う不安」→「相手が離れたくなくなるくらい魅力的な人になる」という行動をとるようになると、実際にモテるようにもなるでしょう。

 すると、「自分が魅力的になれば、彼がいなくなっても、他にも男性は現れるだろう」と自信を持てるようになります。すると、元々の「相手を失う不安」自体が薄れていのです。

 「建設的な行動をすると、明るい未来になる」ことをきちんと学べたら、不安や恐怖心に苛まれることなく、前向きな思いを持てるようになります。今までは、「後ろ向きの思いを持ち、さらに残念な行為をしていた」から、状況が悪化していただけなのです。それは、もったいないことですよね。

明るい未来は、前向きな行動で作られます。幸せな恋愛をしたければ、自分にも相手にも“愛のある行動”を心がけましょうね。

文・ひかり (All About ひかりの恋愛コラム)

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