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3月14日の北陸新幹線開業によって、首都圏から長野はもとより、富山や金沢にもアクセスしやすくなる。そんな北陸新幹線の沿線には魅力的なスポットがいろいろあるが、中でも外せないのが温泉だ。
北陸新幹線の停車駅近く、あるいは駅から少し足を伸ばせば、「長い歴史を持つ名湯」「知られざる秘湯」、そして、「新興で親しみやすい上に確かな泉質」というように、様々なバリエーションの温泉宿が数多く存在している。宿泊しながらのんびりとでももちろんいいのだが、ふらりと立ち寄るだけでも十分癒やされそうだ。そこで今回、北陸新幹線に乗って旅をするならぜひ訪れてほしい温泉宿をチョイスしてみた。
「お宿 いけがみ」では、坪庭に面した総檜風呂が楽しめる
美人3姉妹がお出迎え「いけがみ」
テレビでも話題になった美人3姉妹が出迎えてくれる
まず、特に男性なら絶対行きたくなる温泉宿からご紹介。美人3姉妹の若女将が出迎えてくれる富山・魚津の「お宿 いけがみ」である。
開泉150年の歴史を持つ北山鉱泉の源泉掛け流し湯があふれる風情たっぷりの浴場、和のテイストの中に洋の使いやすさを取り入れた全6室の客室、富山の自然の恵みをふんだんに使った会席料理、迎えてくれるのは美人3姉妹……。まさに「これ以上望むものはない」といった至極の温泉宿である。
温泉は源泉掛け流し。リウマチや神経痛にも効果が期待される弱食塩泉の湯を総檜の風呂で堪能できる。北陸新幹線の駅では黒部宇奈月温泉駅が最も近く、車で約40分の距離。在来線ならJR魚津駅から魚津市民バス利用で30分、10名以上での利用ならJR魚津駅までの送迎も利用できる。
上杉謙信ゆかりの名湯「たなかや」
かつて上杉謙信が発見したと伝えられている富山・黒部の生地温泉は、全国名水百選にも選ばれた清水の里としても知られている。その一角にある「生地温泉 たなかや」は、富山湾越湖浜海岸を望む広大な日本庭園を配した、古くから人気の温泉宿だ。
温泉は無色で、やや塩気を含んでいるのが特徴。神経痛や筋肉痛のほか、冷え性などにも効果が期待できるとか。「つえをついた老人が湯に浸かったら、あまりに身体の調子が良くなったためつえを忘れて帰った」、という笑い話が残るほどの抜群の泉質だ。
悠久の歴史を感じる、見事な茶室を配した庭園も魅力のひとつ。和を存分に堪能できる温泉宿で、日帰り入浴にも対応している。北陸新幹線の駅では黒部宇奈月温泉駅が最も近く、車で約30分の距離。在来線を利用してJR生地駅まで行けば、駅から送迎を利用できる。
庭園を望みながら入浴できる「生地温泉 たなかや」の大浴場
季節を感じられる工夫をほどこし、客室も純和風をメインにしている
離れと貸切風呂でのんびり過ごせる「かなや」
石川・金沢の湯涌温泉にある「かなや~離れ青巒荘~」は、昭和8年(1933)創業の温泉宿。本館には純和風や大正モダンを感じさせる客室がそろうほか、木造数寄屋の離れの客室が3室あるのにも注目したい。
本館から離れへと続く渡り廊下は、まさに非日常空間への入り口。専用風呂が完備された離れの3室は、同じ和風でありながらそれぞれ異なる趣があり、静かな中でとことんくつろげること間違いなしだ。もちろん宿泊だけでなく、のんびり過ごせる日帰りプランもある。
温泉では、ナトリウム硫酸塩泉・カルシウム硫酸塩泉・塩化物泉の湯を堪能して、冷え性や疲労を解消すべし! 内風呂のほか、檜の露天風呂も用意されている。北陸新幹線の駅では金沢駅が最も近く、車で約35分の距離となる。
「かなや~離れ青巒荘~」では、専用風呂付き客室も用意している
和を感じる空間で非日常の時を過ごす
新幹線駅のそばとは思えない風情の「うるおい館」
長野駅から車で7分程度というと”シティービュー”をイメージするかもしれないが、「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」は自然豊かな風景を一望できる露天風呂が魅力の温泉宿だ。
温泉は源泉掛け流しで、神経痛や冷え性にも有効なナトリウム塩化物温泉。2種類の源泉からもたらされる、ぬめりのある湯で肌もすべすべに。うるおい館は2002年に開設された比較的新しい温泉宿なのだが、近代的な設備の中にもしっかりと趣や風情が感じられる空間設計がされている。
宿泊のほか、日帰り入浴にも対応している。北陸新幹線沿線の穴場スポットとして、ぜひオススメしたい温泉宿だ。
「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」の露天風呂からはこんな景色が楽しめる
2002年に開設された温泉宿で長野駅から車で7分程度
“お見合い露天風呂”がある「松仙閣」
最後に紹介する「中尾山温泉 松仙閣」も、長野駅から車で10分程度とアクセスしやすいところにある。皮膚病に効いたり肌がすべすべになるという単純硫黄泉の温泉が魅力だが、ここにはちょっと面白い露天風呂もある。名付けて”お見合い露天風呂”だ。
男女別の露天風呂の境に設けられた”お見合い神社”のひもを引くと仕切りの扉が開き、男女が顔を合わせて会話できる仕組みになっている。ただし、 ひもは女性側からしか引くことができない。男性側はひたすら扉が開くのを待つだけなので、扉を開いて女性が話してくれる喜びはひとしおだろう。
もちろん、そこで待っていても必ず扉が開くわけではない。「この扉の先に運命の出会いがあるかも……」などと想像しながらドキドキしてみるのも一興だ。お見合い露天風呂のほかジェットバスなども完備しており、日帰り入浴にも対応している。
「松仙閣」のユニークなお見合い露天風呂は、カップルだけでなく女性客だけでも楽しめる!
こちらも「うるおい館」同様、長野駅からアクセスできる
今回紹介したところ以外にも、北陸新幹線の沿線には実に多彩で魅力的な温泉がたくさんある。宿で1泊するのもよし、日帰りで楽しむのもよし。北陸ならではの情緒を温泉でじっくり味わっていただきたい。
※記事中の価格・情報は2015年2月取材時のもの