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東京電力福島第1原発で排水路から汚染水が港湾に流出した問題で、東電は23日、気付くきっかけとなった放射性物質が高濃度であることを示す警報が鳴ってから、流出を阻止する作業まで約90分かかっていたことを明らかにした。
東電によると、警報が最初に鳴ったのは22日午前10時ごろ。その10分後にはさらに濃度が上昇していることを示す警報が鳴った。
この際、東電は汚染水が貯蔵されているタンクからの漏えいについての確認を優先。水位に変動がないことなどを確かめた後、同11時35分ごろに排水路の下流にあるゲートを閉め、港湾への流出を止めた。
汚染水が流出し続けた可能性があるが、東電の小林照明原子力・立地本部長代理は23日の記者会見で「問題があったとは聞いていない」などと述べた。
汚染水の港湾への流出量についても、小林氏は「評価中で分かっていない」と述べるにとどめた。一方、港湾内の海水の放射性物質濃度が流出前と比べて大きく上昇していないとして、「影響がそこまで及んでいないということだと思う」などと話した。
汚染水が排水路に流入した原因は分かっていないが、東電は放射性物質濃度が通常の範囲に低下したとして、23日未明に排水路のゲートを再び開いた。