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「びっくり」「驚いている」。兵庫県洲本市で9日朝、男が親族とみられる男女5人を相次いで刃物で襲撃した事件。静かな集落での惨劇に住民らは言葉を失った。
現場は畑や田んぼが広がり、民家が点在している静かな集落。男の自宅と、男女が襲われた民家はすぐ近くで、警察官が頻繁に出入りしながら、近隣住民らから話を聴いていた。
20年ほど前、男が親族の農作業を手伝っているのを見たという近所の無職男性(74)は、襲われた男性の1人について「面倒見のいい人で、みんなから慕われていた。恨みを買うような人ではなかった」と語った。ヘリの音で異変に気付いたという近隣の農家の男性(79)は「こんな事件が起こるとは」と言葉少なだった。
同じ地区に住む74歳の女性は「ただただ、びっくりしている」と動揺を隠せない様子。女性によると、地区は、民家が50軒程度しかなく、お互い顔見知りが多い。この女性は襲撃された民家の高齢女性と知り合いで、「一家は集落のお世話をしている立派な家族だった」という。
80代の女性は「和やかで静かなところ。これまで事件という事件はなかったのに。心配だ。もっと情報が欲しい」と声をうわずらせた。
近隣の市立小学校の校長(53)は「大変な驚き」と話した。校長によると、事件の一報が入った際、既に児童は登校済みで、容疑者の逮捕が確認されるまで、全校児童約40人を一つの教室に集めて待機させた。下校時は、保護者に迎えに来てもらう予定という。