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東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年を迎えた11日、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「事故の教訓に学ばないならば原子力はやめたほうがいい」と述べていたことが明らかになった。
田中委員長は11日午後、原子力規制庁の職員に向かって訓示を行い、「一部では事故の教訓を忘れつつある風潮もありますが、私たち規制の責任を担う者は、絶対に福島の教訓を風化させてはなりません」と述べた。
この後に開かれた定例会見で、田中委員長は記者から「原子力をめぐるどのような動きからそうした風潮を感じたのか」と問われた。
田中委員長はこの質問に対し、「(原発事故の風化について)いろいろな立場ではっきりと明確に主張する人たちも少なくはないが、そういう世論に決してくじけてはいけないというのが今日の訓示の趣旨だ。原発事故は、規制委員会の発足の契機になっているし、事故の教訓に学ばないのであれば、はっきり申し上げるが、原子力はやめたほうがいい。そういう視点で規制に取り組んでいる」と述べて、事故が風化していく現状に警鐘を鳴らした。