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平成27(2015)年度の大阪府立高等学校前期入学者選抜の学力検査が2月23日に行われた。近畿圏で多数の塾を展開する第一ゼミナールの協力を得て、実施された学力検査より文理学科の英語の問題を講評する。
◆前期選抜/文理学科<英語>講評(第一ゼミナール提供)
※グローバルビジネス科・英語科・国際教養科・国際文化科・グローバル科・理数科・総合科学科・サイエンス創造科・総合学科も共通
(1)出題形式
昨年と同様、「対話文」「長文読解」「自由英作文」の大問3題(リスニングの時間は別枠)
1.対話文
「3人が会話している内容」という点では昨年と変わらない。昨年度の57行に対して今年度は56行と長さも変わらない。小問数は8問から11問に増加した。
2.長文読解
「スピーチの原稿」という点では昨年と変わらない。昨年度の32行に対して今年度は56行と大幅に文章量が増加。小問数は昨年同様8問。
3.自由英作文
昨年同様、独立問題(長文読解内に含まれていない)で40語程度での記述。
4.リスニング問題
小問数・内容ともに例年と同様。
(2)難易度
全体的に易化傾向。文法的にはややこしくないが、細かい点でのミスを防ぐ必要がある。
1.「長文中に1文を挿入する問題」が2題出ているが、前後をよく読んで答えれば大きな問題はない。
2.【新傾向】「前後の文をよく読み、指定の語数で英文を記入する問題」が2題出ている。どちらも疑問文が入るので、答えの文から想像すれば容易に解答を作ることができる。
3.【新傾向】「文中に入る適切な動詞を選び、語形変化させる問題」が3題出ている。3つ目のgivenについては文型の理解ができていなければ難しい問題である。
4.は2題。(昨年よりも1題減っている。)難しい問題ではないが、前置詞・助動詞・単複などの細かい点での減点を防ぐ必要がある。
5.内容把握(本文内容と一致するものを選ぶ問題)は、出題数・内容ともに例年通り。
6.自由英作文は、「想像力は知識よりも重要か」という抽象度の高いテーマであるため、受験生にとっては書きにくいかもしれない。主張→根拠の段階の中で、一旦具体性のある内容で説明してみると書きやすくなる。
7.リスニングは、大阪府独特の「流れてきた英語を聞いても解答がないもの(計算の必要のある問題)」が例年通り出題されている。
(3)出題例
1.前後の文をよく読み、指定の語数で英文を記入する問題
大問1(3) 配点4点
本文中の[ 2 ]us to find mosses? が前後と意味がつながる内容になるように、解答欄の_____に英語4語を書き入れ、英文を完成しなさい。…