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みんな納豆菌を甘く見ない方がいい(生物学研究者 堀川大樹)

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みんな納豆菌を甘く見ない方がいい(生物学研究者 堀川大樹)

みんな納豆菌を甘く見ない方がいい(生物学研究者 堀川大樹)

 

今回は堀川大樹さんのブログ『MUSHI BLOG』からご寄稿いただきました。
※この記事は2011年11月01日に書かれたものです。
■みんな納豆菌を甘く見ない方がいい(生物学研究者 堀川大樹)
もしあなたが、納豆菌のことを納豆作りのために必要なだけの貧弱な菌だと考えているなら、それは納豆菌のことをみくびっていると言わざるをえない。

納豆そのものや、納豆菌から産生されるナットウキナーゼが、健康増進作用を持つと代替医療団体やテレビ局によって持ち上げられることもある。だがこれは、納豆菌たちが画策した印象操作にすぎない。

後述する通り、彼らは本当に恐ろしい奴らなのだ。

納豆菌の学名はバチルス・サブチリス・ナットー(Bacillus subtilis var. natto)。枯草菌のグループに属している。

こいつらは、栄養不足になると芽胞を形成する。この芽胞のスペックは半端ではない。まさに不死身ともいえる、驚異的な耐性能力があるのだ。

そのスペックとは、

・ 栄養源なしで100万年以上生きると推測されている。
・ 100℃で煮沸しても死なない。
・ 人間の致死量のおよそ3000倍のガンマ線量(1万グレイ以上)を照射されても生き残る。
・ 紫外線にも強い。
・ 超真空にも耐えられる。

などなどだ。

生物学の巨人パスツールが、生命は無生物から発生するという「自然発生説」を否定するためにフラスコで煮沸した肉汁から、いかなる細菌も発生しないことを示した。

しかし、その後、同様の実験を行った後に納豆菌の仲間が沸いてきたことが確認された。

ちなみに納豆を作る工程では、藁を高温に処理して大豆を包む。こうすると、藁に付着した納豆菌以外の細菌が死滅し、納豆菌だけが残るためだ。

実は、パスツールの実験の際には、納豆菌たちは自身の素性を人類の目から隠すため、彼が使ったフラスコから退避していた。

だがしかし、肉汁に目のくらんだドジなやつらが科学者の罠にまんまとハマり、納豆菌の存在が明らかになったのだ。

彼らは地球生まれの菌ではない。その正体は、宇宙からやって来たエイリアンだ。

それを実証した研究がある。科学者らは納豆菌の仲間をアポロ16号に搭載し、宇宙空間に数年間さらした。

アポロ16号が帰還し、宇宙空間にさらした納豆菌は死んでいなかった。かれらは、長い惑星間飛行の末に地球にたどり着いたエイリアンだと考えられる。

この説を支持するもう一つの有力な証拠がある。

納豆菌の仲間が芽胞を形成するとき、ある特殊なタンパク質群が作られる。これらのタンパク質は、SASPs (small acid-soluble proteins)とよばれ、芽胞のDNAとくっついている。

このタンパク質のおかげで、極端なストレスにさらされてもDNAを保護することができ、芽胞は生存できる。

このSASPsは、納豆菌の仲間以外では、地球上のどの生物にも存在しない特殊なタンパク質だ。つまり、納豆菌が地球の外に由来する生命体であることを強力に裏付けている。

さらにさらに、納豆のネバネバ成分であるγ-ポリグルタミン酸の50?70%はD型とよばれる光学異性体で構成される。地球上の生物に存在するタンパク質の大半はL型であり、これも納豆菌が宇宙からやって来たことを示す証拠である。

納豆菌の戦略は、こうだ。納豆菌は地球に飛来した後、まず手始めに大豆というメジャーな作物を発酵させて納豆という食べ物を作ることで、地球人、とりわけ日本人の食品文化に溶け込んだ。

さらに、代替医療団体やマスコミを上手く使って印象操作を行い、ブランディングに成功させた。今や日本人の大半は、納豆菌に好意的な印象を持っている。

日本人は、あんなにもネバネバした悪臭を放つ食べ物を毎朝食べている。外国人からは、食べ物とすら認識されないものなのに。これは、どう考えてもおかしいだろう。大阪人以外の日本人が、彼らにまんまとうまく洗脳されてしまった結果である。

納豆マーケティングに成功した彼らは、その勢力をどんどん大きくしていき、地球全体を支配していくに違いない。

納豆菌は殺すことが非常に難しいことに加え、あるものは毒素を出して我々を攻撃する。病原菌の炭疽菌も納豆菌の仲間だ。

最近は海外でも日本食ブームが起きており、機は熟したとばかりに納豆菌も納豆とともに海外進出に向けて、準備万端のようだ。

彼らの陰謀を一人でも多くの人が知り、また、国家が動き出すことを切に祈りつつ、このエントリを終えることにする。

執筆: この記事は堀川大樹さんのブログ『MUSHI BLOG』( http://j.mp/1GWTnFP )からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2015年03月17日時点のものです。
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