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[アデン 22日 ロイター] – イエメンの首都サヌアを掌握したイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」は21日、南部の要衝タイズを制圧した。
同国では20日、首都サヌアの2カ所のイスラム教礼拝施設(モスク)で自爆攻撃があり、130人以上が死亡。モスクはシーア派であるフーシ派支持者も利用しており、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出している。
フーシ派指導者のアブドル・マリク・フーシ氏はテレビ演説で、イエメンがリビアのような内戦状態に陥る危険があると指摘。また、この数日の武力展開について、イスラム国対策が目的だと述べた。
イランの支援を受けるフーシ派の勢力拡大に、サウジアラビアをはじめとするスンニ派のアラブ諸国が懸念を強めている。
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