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[ロンドン 10日 ロイター] – イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は10日、原油安を背景とするインフレ低下への対応で、追加の金融刺激を行うことは「極めて愚か」との考えを示した。議会委員会で述べた。
総裁はその理由として「追加刺激の効果は、経済に原油安の影響が及んだかなり後になって表れるため、単に不要なボラティリティーを増大させるだけだ」と説明した。
総裁は国内インフレ率について、今後数カ月間でゼロ近辺まで低下、年内の大半は同水準で推移すると見通した。
1月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%上昇、上昇率は統計開始以来で最低だった。
総裁はまた、金融安定への最大のリスクの1つに国内住宅市場を挙げた。
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