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[アテネ 16日 ロイター] – ギリシャのチプラス首相は16日、現地紙エスノスとのインタビューで、いかなる形の財政緊縮策の復活も受け入れられないと強調するとともに、同国の資金繰りを確保するために国際債権団と合意できると確信していると表明した。
首相は「(欧州連合・EU/国際通貨基金・IMFと)納得できる形で妥協するには、以前の極端な緊縮策はギリシャだけでなく欧州全体で失敗したと認めることが鍵となる」と述べた。
ギリシャは2月20日にユーロ圏と金融支援の4カ月間延長で合意しているが、次回融資の実行は約束されておらず、いつ資金繰りが行き詰まってもおかしくない状況となっている。
チプラス首相は過去5年間の金融支援下の政策は前例のないリセッション(景気後退)や過去最悪の失業、人道的危機につながったと主張。ギリシャ政府は改革案を基に国際債権団と妥協点を見いだすことが可能だが、協議は引き続き厳しい状況にあるとした。
そのうえで「交渉への取り組みでいかなる障害に直面しようとも、緊縮策に後戻りすることはない」と強調。
国際債権団がギリシャに資金面で猶予を与えることを引き続き拒否した場合に代替案があるのか聞かれ、首相は、この問題が今週19─20日のEU首脳会議で解決されると期待していると述べた。
また、1月の総選挙で公約した反緊縮措置の実施を延期する可能性があるかについては、「このプログラムは4年間で完全に実施される。実施の際の時間の配分は、(現在の)交渉によってある程度は左右される」と語った。
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