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[ベルリン 23日 ロイター] – ギリシャのチプラス首相は23日就任後初めてベルリンを公式訪問し、ドイツのメルケル首相と会談した。
会談後行われた会見では、穏やかな雰囲気がかもし出されたものの、ギリシャが実施すべき改革をめぐり、どの程度の溝を埋められたかは不明。両首脳はこの日の夕食会でも協議を続ける見通し。
チプラス首相は今回の訪独について、ギリシャが直面している流動性問題の解決ではなく、前進していくための妥協点を見い出すことが目的と強調。さらに、ギリシャとドイツが互いに持つ固定観念を捨て、欧州の将来に向けて尽力していくことを求めた。
また、ギリシャは第2次世界大戦中のナチス占領に伴う損害賠償を求めることは検討していないとも強調。「過去の影を払しょくすべきだ」とし、欧州連合(EU)は安定の原動力と語った。
メルケル首相は、戦後賠償問題は「すでに完結している」との認識を示しつつも、ギリシャ国民が苦しんだことを認識しているとした。
さらに、ギリシャが成長を回復し、失業問題を克服することを望んでいると言明。「そのために、ギリシャには構造改革、健全な財政、機能した政権が必要」と語った。
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